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頭金は入れるべき?元利均等と元金均等、どっちがいい?

実はこの2つ、考え方はとてもよく似ています。「早めにお金を入れて利息を減らす」か「手元に残して柔軟に使う」か——その選び方を整理します。

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頭金を入れる?入れない?

頭金を入れると借入額が減り、利息負担が軽くなります。一方で、頭金に回すはずだったお金を手元に残して運用に回す、という考え方もあります。

頭金を入れるメリット

・借入総額が減るため、支払う利息の総額が減る
・毎月の返済額が下がるため、家計のストレスが減る(返済負担率に余裕が出る)

頭金を入れるデメリット

・手元の現金が減り、急な出費への備えが薄くなる
・そのお金を運用に回していれば得られたはずの運用益を失う

試算例:物件価格4,000万円・金利1.0%・35年ローン
頭金400万円頭金0円
借入額3,600万円4,000万円
月々の返済額10.2万円11.3万円
総利息668万円742万円
差額頭金なしの方が総返済額が約474万円多い
では、頭金400万円を運用に回していたら?

仮に頭金400万円を年利3%で35年間運用できていた場合、将来価値は約1,126万円(運用益約726万円)。頭金なしパターンの総返済額の増加分(約474万円)を、運用益(約726万円)が上回る計算になります。

※ ただし年利3%の運用は元本保証ではなく、市場変動リスクがあります。「利息を確実に減らす頭金」と「増えるかもしれない運用」は性質が異なるため、単純な損得比較はできません。

💡 「頭金を入れる=確実な節約」、「頭金を入れない=リスクを取って増やす可能性」という整理で考えると、自分がどちらを重視するかが見えやすくなります。

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元利均等?元金均等?

実はこの選択、考え方は「頭金を入れるかどうか」とよく似ています。元金均等返済は、いわばローン期間中ずっと少しずつ頭金を追加し続けているようなものです。

元利均等返済

毎月の返済額(元金+利息)が一定。返済計画が立てやすく、多くの人がこちらを選びます。返済初期は利息の割合が多め。

元金均等返済

毎月の元金部分が一定。利息は残高に応じて減っていくため、返済額は徐々に少なくなる。総利息は元利均等より少ない。

試算例:借入3,600万円・金利1.0%・35年ローン
元利均等・毎月返済額
10.16万円(一定)
元金均等・初月返済額
11.57万円→減少
総利息の差額元金均等の方が約37万円少ない

※ 元金均等は初期の返済額が高くなる分、序盤の家計負担は重くなります。同じ「利息を減らす」効果でも、頭金(474万円分の差)に比べると影響は小さめです。

つまり元金均等返済は、「頭金を入れる」と「頭金を入れない」の中間的な選択肢と考えられます。序盤の負担は増えるものの、その分早く元金を減らせるので、利息負担は元利均等より軽くなります。
後から「頭金あり」寄りに近づけることはできる

頭金なし・元利均等で始めても、貯蓄ができたタイミングで繰り上げ返済をすれば、借入額を減らして利息負担を軽くする効果を後から得られます。つまり「まず借りて、後で頭金を入れたのと同じ状態に近づける」ことは可能です。

しかし逆方向、つまり先に頭金を入れて借入額を減らした後に「その分を取り崩してもっと借りる」ということはできません。繰り上げ返済は一方向にしか使えない仕組みです。

まとめ
  • 安定志向なら「頭金を入れる」。確実に利息負担を減らせる
  • 元金均等返済は、頭金あり・なしの中間的なバランス
  • 繰り上げ返済で「頭金あり」に近づけることはできるが、その逆(頭金を後から取り崩して借入を増やす)はできない
  • 手元資金に余裕がない場合、無理に頭金を入れて生活防衛資金を削るのは本末転倒
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※ 本記事の試算例は簡易計算によるものです。実際の金利・条件は金融機関により異なります。